2023年7月2日 更新
メリケントキンソウの駆除(犬の肉球と宇宙の平和を守るため)と、川口市の深刻な民度の低さ、なぜ民度が低くなってしまうのか?そもそも日本人がどの程度民度の民族なのか?民度が高い人たちはどこにいるのか?などを考えていくページです。
筆者には愛してやまないフレブルがいるのだが、彼のお散歩で使っている川口の大きな公園があり、その公園に南米原産の外来生物メリケントキンソウが発生した。
去年までは全く気が付かなかったが、今年は広範囲に群生していた。
メリケントキンソウはコケモモのように地面に這うように生息し、鋭いトゲを持つ実をつける。人が手をついてしまったら、
「イッテェ!マジイッテェ!」ってウンコ漏れるほど痛い。
フレブルは「わんわん」「キャンキャン」泣かないエライ犬で我慢強いので、メリケントキンソウを踏んでも泣かずに我慢して歩く可能性がある。
そこで公園を利用している犬仲間と、「できる範囲でコツコツ無理せずメリケントキンソウを「人力抜根」すればいいんじゃね?」ってことで毎日メリケントキンソウの抜根に勤しむ日々を送っている。
※人力抜根とは人の手で根っこから抜くこと。公園管理では除草剤を散布しない方針の行政が多いので人力抜根という概念がある。
参考資料:メリケントキンソウ除草対策
日本林業肥料株式会社 メリケントキンソウ除草対策
参考資料:メリケントキンソウに気をつけて!環境省
メリケントキンソウに気をつけて! 【屋久島地域】 | 九州地方環境事務所 | 環境省
メリケントキンソウは日本では1930年に和歌山県で初めて侵入が確認された。
メリケントキンソウの実にはトゲがあり2mmほどで黒っぽく、犬の肉球に食い込いこんでも、小さく色も保護色となり見えにくい。また、肉球と肉球の間に食い込むこともあり、非常に見つけにくい。
このトゲが刺さると
ハイパーアルティメット社会不適合者ゴッド痛い。
抜根する場合、厚手のゴム等でカバーされた手袋をしないとトゲが手に突き刺さる。軍手等では全く防御できない。
ある日「憎しみを持ってメリケントキンソウの人力抜根」を勤しんでいると、同じ川口市在住の犬仲間Aさんが唐突に
「そんなのは市にやらせればいいんだよ。どうせ予算はあるんだろうから」の発言。
当然、川口市に予算があるか?公園行政に問い合わせているので
「川口市に予算はないようです。できる範囲でコツコツ無理せずやれる人がやればいいのでは?あくまで無理する必要なんてないし。」と話すと、
Aさんは
「あいつらは隠し持ってるからあるって絶対。日経平均3万円超えているんだよ。お金がないわけないだろ。」
・・・絶句だった。
市がお金を隠すことが可能か?県は?国は?というと答えは99.999%ノーだ。独法や国立研究開発法人なども同様だ。
筆者はある時期、某省の大臣官房会計課(大臣官房会計課は会計課という名だが実質業務は予算課)で働いていたので、税と予算に関しては一般的な人よりは、かなり詳しい。
予算は全て公にされ、どのように使われたか調書を作成し、会計検査院が最終的にチェックする。※会計検査院とは行政に対する税務署と考えればよい。
不正が見つかれば、当然、次年度予算は消える。もちろん責任を問われるし、独法などは存在有無さえ問われる可能性もある。
極めて特殊な用途の予算(官房機密費など)で非公開の予算は存在するが、そのような予算は全予算のホコリにもみたいない数字だ。
隠し予算となると複数年度にわたって予算を隠すという事になるが、
予算は単年度で管理されるので当年度予算を隠して次年度に持ち越すことなど不可能だ。
つまり市区町村、都道府県、国、あらゆる行政が予算を隠すなどという行為は不可能なのだ。
隠し予算を作る事は犯罪でもあるし、行政の仕組み上、不可能に近い、更に鬼の会計検査院がいる。
隠し予算を作ることが不可能なことは、民度が高いエリアの労働者の大多数が理解している。例えば最近開発が著しい湾岸エリアに居住する労働者は大多数が理解しているだろう。
しかし川口市民、しかももう十分に成熟した世代から、普通に前述のような言葉が出てくることに
「川口市の民度とは・・・」
をあらためて考えされられた。
ここで問いたいのは一人の市民の発言ではなく、川口市民の民度だ。誰が上で誰が下、そんなことは福澤先生がとっくに答えを出している。筆者もシガナイ人でしかない。
国債と借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が2023年3月末時点で1270兆4990億円となり、過去最大を更新した。
2023年の日本の人口は、1億2330万人。国民1人あたり1030万円の借金を背負っている。
引用元:厚生労働省 我が国の人口について
※厚生労働省 我が国の人口について
重要な事は、「隠し予算?」「お金なんてあるに決まってる?」「日経平均30,000円超えました?」
バカチンすぎてチンコモゲロ。
うむ。QE(量的緩和)の成果で日経平均は確かに30,000円超えましたねぇ。で、それを実現するために借金はどれだけ増えた?国債をどれだけ発行して、その国債は誰がどれだけ買った?
考えた?考えない?どっち?
そんなこと汁か?は通用しない。事実を知る権利は誰にでも存在するし、情報も公開されている。
ただ、知る必要があるべき情報を知る行為をしたか?しないか?の違いだ。
実に単純だ。
カネなんてないんだよ。
日本人の6人に1人が相対的貧困、約2000万人が相対的貧困なんだよ。相対的貧困率は15.7%。マジで十分な食事さえ取れない状況になってるんだよ。
引用元:厚生労働省
※注2 厚生労働省「各種世帯の所得等の状況 P6」
彼ら、彼女らは納税してる?じゃあ、誰が借金を返す?公共インフラの維持は?衛生的暮らしは?誰が守る?
民度とはソレだ。
知るべきを知り、考えるべきを考える。
人任せにして、人の言う事鵜呑みにし、自分は外野からガヤガヤ。
さて、あなたはどっち?
上も下もない。そんなどうでもいい話じゃない。人としてすべき事をするかしないかの話だ。
このサイトで筆者は川口市をボロクソ書いているつもりはなく、事実を淡々と書いている。
筆者は17歳まで川口市、正確には川口市に吸収合併された鳩ケ谷市で育った。
鳩ケ谷市は川口市の植民地と言われており、市の約8割の外周を川口市に囲まれ、川口の中央に位置する微妙で邪魔くさい人口5万人前後の極小の市だ。
産業はなく唯一ブルドックソースが鳩ケ谷市の重要な財源だった。
鳩ケ谷市は単なる田舎の集落ルールがあるような貧乏くさい町で民度は当然低い。
川口市は川口オートレース場、川口紡績、新郷工業団地、古くは鋳物工場が多数存在していた。特に川口オートレース場は最盛期には587億円もの売上があった「打ち出の小槌」であり財源の差は歴然としていた。
では豊かな財源を持つ川口市がなぜクソかというと、西川口チャイナタウンで詳しく説明しているが、「飲む」「打つ」「買う」の3つが揃うのが川口市であり川口市の文化だ。
町工場、特に鋳物や板金業に従事する労働者に、民度は期待できるか?と言えば期待できない。
これは差別でも何でもなく事実だ。
学歴というのは偉大だ。
幼少期から勉学に励み、体を鍛え、開成、麻布、灘に行くような学生と、川口の鋳物工場や板金工場で働く事になる学生の民度がどれほど違うか理解にやすいだろう。
学歴と親の収入は確かに比例しているが、それが全てではない。例外ではなく、十分な割合で親の収入とは無関係に優秀な学生はいる。
優秀な学生に共通しているのは
「継続的に物事に取り組み続けられる能力 = 努力する才能」
だろう。
努力する才能というのは90%以上の人に備わっており、その才能を開花させることが出来るか否かの違いしかない、ありふれた才能だ。
湾岸エリアの住民の子息の多くは私立中学を目指し、川口市の住民の子息の多くはなんとなく学校に行っている。
この差は親の教育に対する認識と行動力の差であり、子供の質の問題ではない。
成れの果ては如何に?よく考える必要が当然ある。
いったい川口市のどれだけの日本人がスットコドッコイなのか?スットコドッコイなヤツ=川口市民なのは確定だ。
メリケントキンソウ 人力抜根記録 10日目(5/18 5/19 5/20 5/22 5/24 5/25 5/26 5/27 5/30 5/31 6/1)
※ 5/25日で初期状態よりかなり良好な状態になったと思う。犬仲間のご尽力と自分の努力の成果だ。これでイッヌも気持ちよく走れる。やればできるよ!
※ 5/27日 かなり駆除したと思ってたが結構エンドレスな展開に。シツコイヤツめ!
※ 6/1日 なんか一気に減った気がする!メリケントキンソウの収穫量もこれだけ!ここらで一旦終了しようか?悩み・・・
筆者はメリケントキンソウの抜根に協力してほしいと言ってるわけじゃない。やりたい人だけやればいいと思う。ほんと。
愛犬の肉球が無事ならそれが一番だから抜いてるだけ。メリケントキンソウを抜かないから愛犬への愛情が足りないとも全く思わないし。
雨の日以外は毎日抜いているが、それを見ているのがなんとなく居心地の悪さを感じるなら、必要のない感情だろう。
それが民主主義だし、多様性ってもんで、人間はだから面白いのだし。
※筆者は浦和市民だ Yo!
今日、公園に自生したメリケントキンソウの視察に市議さんが視察に来てくれた。犬仲間の行動力の一番あるMちゃんの飼い主さんが市議さんに陳情した結果、来てくれたのだ。
本当にMちゃんの飼い主さんにも、市議さんにも頭の下がる思いだ。
市議さん、大変なんだろうな。一市民の声を汲み取り、来た時間も18:00時近く、いろいろ仕事を終えた後に来たのか、それともまだ残っている最中に来たのか、いずれにしても大変な仕事だ。
市議さんにだけ押し付けても、アレ、アレだよね・・・なので、筆者も少し考えてみたい。
この話はメリケントキンソウの話だが、本質的には害のある外来種全ての話だ。
そもそも外来種に日本にやってくる理由は、船舶に付着してやってきた、、飛行機などで運ばれてきたコンテナに紛れていたなど、様々な物に紛れてやってくるケースが多い。
メリケントキンソウは日本では1930年に和歌山県で初めて侵入が確認された。
参考資料:メリケントキンソウの生体と防除
メリケントキンソウの生体と防除
船舶や飛行機が存在しない、もしくは日本が鎖国していれば外来種が日本に来ることはない。
しかし移動手段は飛躍的に進歩し、グローバリゼーションの時代となった世界で外来種がドウノコウノ言っても詮無きことだ。
国境をまたいだサプライチェーンマネジメントなんて普通にどこでも存在する。零細企業でもやってることだ。
外来種がやってくるのは致し方なし。問題はどう対応するかだ。
水際処理ができるのがもっとも良いが、人命を奪うような危険な外来種でないかぎり水際処理など国はしない。無限にお金が湧いてくる産油国でもない限り、する必要もない。
では身近に迫り問題と感じたとき、どのように対応するべきか?
答えはとても単純だ。
国、地方行政のいずれかが「問題としており予算が付く」のなら、国、地方行政に任せよう。予算は事業として履行され、しかるべき委託事業者が対処してくれる。
予算が付かないのなら、「諦める」 or 「自力で駆除する」のいずれかを選ぶしかない。
シンプル杉。オシャだな。
筆者は、自分の命よりも大事なフレブルの為に、賛同者がいなくても1人でも「駆除する」を選んだ。
さいわい賛同者がおり「みんなで駆除する」に選択肢はかわった。結果、犬が最も頻繁に走り回る一定のエリアの駆除に成功しつつある。
同じ犬仲間でも、「駆除する」に賛同しない人もいた。しかし、それは個々の意思なので、どっちでも良いのだ。
「一生懸命駆除しまくった公園を使う何もしないお前は・・・」とか、クッソ心の狭い人間はスットコドッコイすぎるので、そうは成りたくないものだ。
今回はメリケントキンソウで死活問題になるような話ではないのでこの選択肢しかないのだが、例えば外来種で海産物を軒並み食ってしまうようなヤカラのケースだと、選択肢は変わる。
日本が漁業に力を入れない、極論、漁業はもう止める国なら放置だが、海に囲まれた豊かな海洋資源国である日本では、どうだろうか?
漁協と漁師が協力してサメの駆除をしているニュースなどを見るが、相手は海なので「点で駆除」しかできてなくて「面での駆除」にはならない。
場当たり的対応で本質的な解決になっていない。漁師達は死活問題なので、何もしないよりマシだと大真面目にやっている事だが。
別の例を考えてみよう。
川口、安行は植木の町だ。だが植木の町と言っても、そこにスゴイノウハウがあるわけではない。
植木を育て販売や、施工しているだけだ。
埼玉県の北部、熊谷の方から植木を仕入れてくる安行の業者も多いと聞く(聞いた話だから真実は知らないよ)。
川口市は東京都北区に隣接する、首都圏へ働きに出るには、かなり便利な立地だ。
植木を育てるか?湾岸にはマンションは買えないが、川口なら買える層の労働者に居住してもらい、住民税等の恩恵を受けるか?
どっちが将来性が高いか考えると、直近50年で見るならタワマン買える労働者の受け入れで住民税を確保だろう。
植木を育てる事に特別なノウハウがあり、それは10年単位の技術移転(学びね)が必要とかなら、植木産業の産業価値は高い。
だが川口の植木産業は、技術移転とかいうレベルのものではないので競争力はない。
結果、熊谷に負ける。
熊谷は更に、安い土地に負けるだろう。
植木ではなく盆栽で考えると違う結果になる。
大宮のような盆栽でナンバーワンと自分で言ってしまい、予算を付け、日本中から盆栽集めまくって、盆栽ミュージアムを作り、技術力の高い盆栽技師に手入れをさせるという高度な行政戦略を行えば結果的に日本でナンバーワン。
盆栽は日本の文化というアホがいるが、盆栽は、中国の文化で「盆景」が由来だ。
中国では2500年前には、既に鉢に木を植え愛でる習慣がある。
日本の盆栽の歴史も結構なもので、鎌倉時代の以降の絵巻物に盆栽が描かれているので、約700年前には盆栽はあったという事になる。
ここにあるような立派な真柏が、何百年でこのような姿になるのかは知らないが、これは気の遠くなるような年月手入れをされてきた盆栽であることに間違いはない。
植木と盆栽では、技術の練度が違う。
参考資料:JAPAN BONSAI
JAPAN BONSAI
続きはまた今度・・・